「王さん!やったよ!優勝したよ!」 優勝旗を手みやげに王監督を見舞いに訪れる早実ナイン。 しかし彼らを待っていたのは安らかな顔で眠る王監督の姿であった。 「王さん……優勝を見届けて逝っちゃったんだね……」 エース斎藤が涙をこらえてつぶやく。