4000年の間に数千回も外からの侵略にさらされた韓国の歴史を振り返ってみ ると、龍山だけでなく韓国のすべての場所に何らかの悲しい由来がある。 朝鮮時代の500年の歴史だけでも、韓半島(朝鮮半島)の西南海岸は倭寇の 略奪の舞台となり、壬辰倭乱、丁酉再乱(慶長の役)では国中に無傷な場所 がないほどだった。また丙子の乱 ・ 丁卯の乱(いずれも清による朝鮮侵 略)の時には西北から漢陽(現在のソウル)までの村から人影が消え、朝鮮 時代の末期には清日戦争・露日戦争のあおりを食らって痛めつけられた。