小泉首相は、2日、次の駐韓日本大使として、公正取引委員会委員長の竹島一彦氏(63)を 起用する異例の人事を内定した。現大使である高野紀元氏(61)は、平成15年に韓国に着任 し、これまで6カ国協議や「日本海」呼称問題等で盧武鉉政権との厳しい折衝に当たってきたが、 去る3月の記者会見の際に「竹島は日本の領土である」と発言し、韓国内で大きな反発を招いて いた。 日韓関係の修復が急務であると判断した小泉首相は、着任2年余りの高野大使を事実上更迭 することで、韓国内の反日世論の抑制に乗り出したものと見られている。 次期大使の竹島氏は、昭和40年に旧大蔵省に入省、これまで小泉内閣における官房副官房長 補等を歴任し、小泉首相の信任が極めて厚いことが起用につながったものと思われる。 しかし、今回の決定について、韓国政府は戸惑いを隠せない様子である。これは、韓国海軍の 新鋭輸送艦に「独島」と命名することを決定した直後に日本政府から新任大使の名字を通告さ れたからだ。