2006/09/06 (水) 18:20:41        [qwerty]
中国の英雄を起用し、外国の暴力的なゲームから若者を引き離すことを目指す愛国的な
インターネットゲームは、開発始から1年が経った今もリリースの準備ができていない。
同国メディアが8月29日に伝えた。
プレイヤーがドラゴンを倒したり、エイリアンと戦ったり、悪党をたたきのめしたりする
人気ゲームとは違って、「Chinese Heroes」ではプレイヤーは
「彫像をクリックして英雄が経験したことを学び、レンガを動かすなどの作業を行う」
と新華社通信は伝えている。

「このゲームはプレイヤーに中国の倫理について教えてくれると期待している」と同紙は、
このゲームの開発を指揮する中国新聞出版総署(GAPP)職員コウ・シャオウェイ氏の発言として伝えている。

英雄の中には毛沢東時代の模範的な兵士である雷峰、
国姓爺とも呼ばれる海賊で1661年にオランダの植民地支配下にあった台湾を占拠した鄭成功などが含まれる。

「5人の英雄を開発したが、まだ立ち上げ日は決まっていない」とゲームデザインを担当する
上海の企業Shandaの広報担当ジューグ・フイ氏は語ったと新華社通信は伝えている。

オンラインゲームは近年、中国で爆発的に人気が高まっており、1380万人のユーザーが参加している。
同国のメディアは、ゲームにはまって学業に支障を来している若者が
ますます増えているとの懸念を示してきた。

しかし新華社通信は、Chinese Heroesが中国の今の若者にアピールするか疑わしいとしている。