消費者金融10社が債権回収のため借り手全員に 生命保険を掛けていた問題で、大手5社で支払いを受けた件数が 昨年度1年間で延べ3万9880件あり、このうち自殺によるものは 判明しているだけでも3649件に上ることが分かった。 この保険の支払い状況が明らかになるのは初めて。 全体の件数の中には死因が分からないものも多く含まれており、 借り手の自殺によって消費者金融に生命保険金が支払われた件数は さらに多いとみられる。 多重債務者が自殺に追い込まれている深刻な実態が浮かんだ。