> 2006/09/15 (金) 16:06:57 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > あんた俺を騙そうとしてない?(;´Д`)
> 本当だよ(;´Д`)もうギスギスは嫌なんだ
> ちょっとURA調べてくるから待ってて(;´Д`)
的確に物事を捉えることを表す正しい日本語は「的を射た」であって、
「的を得る」ではないとどこかで習ったかきいたか覚えていないが、ぼくも「的を射る」が正しいと思っていた。
しかし今日、大学受験時にお世話になった中谷臣先生(駿台予備学校世界史科講師)のホームページを見ていたら、
そうではないのだ、と書いてあるのを発見した。
射撃の場面を想像して「的を得る」はずがない、「的を射る」ものだ、という誤解です。
これは漢語に由来する表現であることを知らず、日本語として「的を得る」はずがない、と思ってしまうのです。
語源の『大学』・『中庸』にあるように、「正鵠(せいこく)を失う」という表現からきています。
この場合の正鵠は「正も鵠も、弓の的のまん中の黒星(『角川漢和中辞典』)」のことで、
射てど真ん中の黒星に当てることができたかどうか、当たったら「得た」といい、はずれたら「失う」と表現していたのです。
矢で的を射るのは当り前としても、必ずしも的に、まして正鵠に当たるかどうかは示していない表現が「的を射る」です。
だよ(;´Д`)
参考:2006/09/15(金)16時04分24秒