>  2006/10/09 (月) 08:04:58        [qwerty]
> 『今物語』「はこの不始末」より 
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> もれもれ説法 
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>  ある説経師の僧が、説法を頼まれて出かけていった。
>  普段以上に尊く説法しようと張り切っていたのに、急に大便がしたくなった。便意が
>  どんどん切迫してくるので、もう何もかも大急ぎで済ませ、お布施も受け取らないで退出した。
>  家に帰り、履物を脱ぎ散らして便所に駆け込んでみると、出るのは屁ばかりで、大便は出なかった。
>  僧は、『こうとわかっていたら高座で我慢して、ちゃんと説経するんだったのになあ』と激しく後悔した。
>  翌日、また人に頼まれて説法に出かけた。
>  すると、またもや大便がしたくなった。『いや、これは屁なんだから』と思って我慢し
>  続け、ちょっと姿勢を正すようにした瞬間、まぎれもない大便をどっと洩らしてしまった。
>  僧はどうしようもなくなって、
> 「いやあ、どうも。昨日はウンコだと思ったら屁でしたが、今日は屁だと思ったら ウンコでしたよ。どうもどうも」
>  と言いながら、その場を逃げ出した。
>  走り去る僧の袴の裾から大便が垂れ出て、説法の堂内はたいへん汚らしくなった。
>  聴衆は、鼻を押さえて呆れるばかりであった。 
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>                             あやしい古典文学 No.378 
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参考:2006/10/09(月)08時02分53秒