浩平の学校の1年生。学食で浩平の背中に誤ってラーメンをぶちまけてしまった ところから出会いが始まり、それ以来浩平になついている。 生まれつき声を出すことができないという障害を持っていて、 人とコミュニケーションを取るのにスケッチブックを使っている。 それでも演劇部に所属していて、小さな体で自分を 表現しようと一生懸命である。 いつも使っているスケッチブックの他に、 もう一冊持ち歩いている。それをよく教室や部室に置き忘れて、あわててとりに 帰ることを繰り返している。それはぼろぼろで、書く場所はほとんど残って いない。 彼女にとってよほど大事なものであるようだ。