> 2006/10/28 (土) 13:55:30 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > ちょんの間って猪口さんレベルの美少女ばかりなの?
> > 料金高そうだな(;´Д`)
> この福禄寿のどこが美少女なのか長文でしっかりと説明してくれ
浅い眠りから覚めると反射的に腕時計を見る
23分
それが私の眠っていた時間だ
何か暖かい…心地の良い夢を見ていた気がしたが
それを記憶のホルダーから探し出す作業は
徒労に終わりそうだった
気のせいかいつもより頭が重いような気がする
小さく背伸びをするとアフレコ現場へと向った
いつからだろう?一体どれくらいだろう?
こんな生活を続けている…
「仕事が忙しくなったね」
親しい友人や家族はそう言って
嬉しそうに私に微笑み掛ける…そして私も…
別にそれが嫌な訳じゃない
でもソファで眠っていた間の夢が想い出せない
そんな事が続くことに私はなぜかうなだれるのだ
心なしかいつもより頭が重い
それは“仕事疲れ”で済ませられる事なのかもしれない
でも私は何か大きなものを抱えてるような錯覚がするのだ
アフレコスタジオに入ると音響のスタッフが私に声を掛ける
「猪口さん…アゴに犬が刺さってますよ」
私は台本を手にすると
いつもより犬の分重い頭でマイクへと向った
参考:2006/10/28(土)13時52分32秒