2006/11/01 (水) 19:07:43 ◆ ▼ ◇ [qwerty]フランケンシュタイン博士―男爵!
世にもおぞましい研究に手を染め、生命を弄んだ冒涜者。
それゆえに故郷の領地を、さらには国を追われ、なお懲りない破廉恥漢。
神の領域に手をのばそうとした現代のプロメテウス――。
そんな半ば伝説と化した男と、晩餐のテーブルを共にしようとは、
思ってもみなかった。いや、誰だって夢想さえしなかったろう。
よりによって【アインシュタイン】対【フランケンシュタイン】の顔合わせなんて!
それはまるで、光と闇、聖と邪が同時に存在するようなものだった。
(゚ー゚)「何だと、私が悪魔と契約書を?」
(;´Д`)「それは、あなたの研究が忌わしく人道に反するものだからではありませんか。
したがって、プロイセンの軍国政府だろうと
ワイマール共和国だろうと、居場所はないわけです」
(゚ー゚)「本当に悪魔が契約書を交わそうとするときには、それとは、
わからぬ形で持ってくるだろうからな。せいぜい気をつけたまえ」
やがて、Baronと呼ばれた博士は世界から退場し、舞台は1939年8月、
もう一人の博士の机上へ。【科学の名】において書簡に【サイン】をするその相手は、
かの大国アメリカ――。
( '-')ノ Einstein or Frankenstein?