2006/11/16 (木) 02:38:02        [qwerty]
スウェーデン 北欧最大の原発で火災 安全性への不安拡大

 スウェーデン南西部にある北欧最大の原子力発電所、リンハルス原発で
十四日朝、火災が発生し、原子炉の運転を緊急停止した。電力会社側は
「安全上の問題はない」としているが、同国では七月末にも別の原発で
深刻な事故が発生しており、国内外で安全性への不安が広がっている。

 地元紙などによると、火災は原子炉から約七十メートル離れた変圧器で
発生。数時間後に消し止められたが、火災は爆発を伴い、変圧設備は
全損したという。

 同原発は最低でも二週間、運転を停止したうえで、原因究明や技術検査を行う。

 一方、今年七月末の事故は、同国東部のフォルスマルク原発で発生。この
事故では原子炉を制御するための主電源が故障した。後になって、
主電源の故障時に使用する予備電源も約二十分間にわたって作動していなかったことも判明した。

 このため、環境保護団体などは「紙一重の差でメルトダウン(炉心溶融)に至り、
チェルノブイリ事故と同等の被害を引き起こした可能性があった」と
指摘している。

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061116&j=0026&k=200611156207