2006/11/18 (土) 00:57:23 ◆ ▼ ◇ [qwerty]子供達は何の事かわからず、私に「なんで家の写真を撮っているの?」
私は何て返答していいか言葉が浮かびませんでした。
その時の妻の不安そうな顔は今でも忘れられません。
当時がそのまま夢にでてうなされているようです。
きっと多重債務者リストにのっているのでしょうか、
我が家に夜中まで聞いたことのない金融業者から電話がかかってきます。
審査を申し込んでおいて放って置いたのだから、申込リストから削除する
費用を30万払えと言うひどい電話も夜中にかかってきました。
半年でフサフサだった髪も禿げになってしまい、
顔もずっと老け込んでしまいました。
電話で「絶対に融資します」と言う金融会社に申し込むと、
ただ、大手金融を紹介するだけで3割の手数料を取るというものもありました。
申込みを断ると「あなた、本当に駄目な人ですね!」と言われ悔しかった事は
一生忘れません。
少し前までは私も企業の経営者として少なからず自信もあり、
人から羨ましがられ、家庭に笑いの絶えない家族でした。
それなのに、あのような業者の若者に「あなた、本当に駄目な人ですね!」
何も言い返す力も無くなった私でした。
子供達は昔の良かった話を一切しません。
まだ幼いのに親の苦境を感じ取ったのだと思います。
小学低学年の娘が集金袋を隠して出さなかった事に悔しく、切なく・・
家庭で無理に明るく振舞ってくれる長男は、学校で急にイジメにあっていたので
す。
「私だけではない、家族一人ひとりが今、地獄なんだ」
「そして、その地獄を招いたのは私の責任だ」
「絶対にこの地獄を何とかしよう。」
「家族の地獄を救おう。私は最後で良い」
精神の限界の中、題目のように繰り返したのが昨日のようです。
今、同じような境遇の方にこのメールが届くことを
心底、祈っています。
「成功のバイパス」のサポートを通して、実に多くの
当時の私の様な方がいる事に驚きを隠せません。
そして、その方々は大多数が1人で悩んでいらっしゃるのです。
自己破産するまでの経緯をブログで綴ろうと、
去年から夫婦でブログに投稿していました。
その際、色々、励ましのコメントを頂き、二人で
涙したのが昨日の事のようです。
今ではそのブログも廃止し、明るい人生を歩みはじめました。
半年の間に多くの方から励ましのコメントを頂き、
最後の投稿で、この成功のバイパスの草案を発表して終わりました。