2006/11/19 (日) 21:53:47 ◆ ▼ ◇ [qwerty]北海道大学法学部の「幽霊助教授」にまつわる法学界のスキャンダル
北海道大学に「幽霊助教授」が存在する。法学部助教授S堂A子女史である。まったく肩書きだけの「助教授」であり、授業を持たず、国費だけ受
け取っている。弱冠30歳のこの女史は、もともと東大法学部大学院の修士課程にいたのだが、修士課程卒業後、いきなり北海道大学助教授に抜
擢された。そして、「北海道大学助教授」就任後も、北海道に住むこともなく、東大で1年ほど「研究(実際は留学準備)」した後、そのままイエ
ール大学ロースクールに留学してしまったのである。
この人事の異例さは際立っている。
通常、法学研究者のキャリアは、「大学法学部を卒業→修士課程→博士課程→助手→講師→助教授→教授」というルートである。例外的に、東大
法学部をオール優で卒業し、在学中に司法試験にも合格したような秀才の場合、大学卒業直後に助手に抜擢される場合もある。
しかし、S堂明子氏は在学中に司法試験や国家公務員試験上級職に合格することなく、普通の民間会社に勤務し、二年おくれで修士課程に入学して
きた、いわば、「ドロップアウト」組なのである。
にもかかわらず、いきなり、北海道大学という旧帝大系の名門大学の法学部の助教授に抜擢されたことにはさまざまな憶測を呼んでいる。
ここで、重要な事実がある。彼女の父が、高名な民事訴訟法学者であり、東大法学部長も歴任した、S堂K司なのである。
ある法学研究者は言う。「この話は法学研究者の間では有名な話です。おそらく、彼女の父が北海道大学に強力な圧力をかけたのでしょう。北海
道大学は東大の植民地ですし、天下の東大の元法学部長で大法学者のS堂さんなら、北海道大学法学部の教授陣を説得し、助教授ポストにごり押し
するのはわけないでしょう。助教授になってはみたものの、別に法学者としての実力が伴っているわけではないから、授業を持たせようにも授業
を持たせられないのでしょう。それにしても、北海道大学法学部助教授の肩書を持ちながら、授業の準備に追われることなく、東大で1年かけて高
給をもらいながら留学準備とは優雅な生活ですが、他の苦労している研究者からみれば噴飯ものですね。」
ここからは推測が入る。確かに、北海道大学法学部の「教授」を経て、天下の東大法学部の教授に就任する例は数多い。東大教授のポストの割り
振りに元東大教授が強力な影響力を持っていることもまた事実である。「娘を助教授に就任させてくれたら、今度空く、法学部教授のポストを貴
校に割り当ててもよい。」ということはなかったのだろうか?また、S堂K司氏は総会屋対策で有名なM総合法律事務所にも所属しており、実務弁
護士との人脈も豊富である。定年を迎えた教授の弁護士としての再就職先を斡旋することも、この手の交渉上、大きな武器として使える。
それにしても、国立大学改革が叫ばれる中、このような極端な情実人事が行なわれ、我々の大切な税金が、「不労所得」として、高名な法学者の
娘の小遣い銭として消えているという事実は怒りを持って受けとめなければならない。
また、S堂K司氏が所属するM総合法律事務所は、総会屋対策で名を馳せた久保利英明弁護士が所属していた事務所として有名で、総会屋が目の敵
にしている事務所としても有名である。