おとぎ話の「桃太郎」を題材に、男女共同参画や人権について考えてもらう名古屋弁の 創作劇「モモタロー・ノー・リターン」のビデオ収録が30日、 (中略) 創作劇を上演したのは「北名古屋市女性の会男女共同参画委員会」の20人。 (中略)各地で公演したことがきっかけで、国と愛知県の補助金により劇がビデオに 収められ、県内の自治体に配布されることになった。 物語は、桃太郎に登場するおじいさんが川へ洗濯に、おばあさんが山へしば刈りに 行くなど、これまで当たり前に受け入れてきた役割を入れ替えて、固定していると思い がちな男女の役割について考えてもらう内容。 主人公も女性の「桃子」とし、犬や猿、キジを連れて乗り込んだ鬼が島では 「男も女も、男だから、女だから、ということで区別 されず、それぞれが個 人として尊重される」などとする3カ条の「鬼が島改造計画」を 鬼たちに提案する。