2005/05/13 (金) 05:32:39 ◆ ▼ ◇ [qwerty] 脱線事故をめぐるJR西日本幹部の記者会見で、読売新聞大阪本社の社会部記者に不穏
当・不適切な発言があり、読者の読売新聞およびジャーナリズムに対する信頼を傷つけた
ことはまことに残念です。読者や関係者に不快感を与えたことに対し、深くおわびします
。大阪本社は事実を確認した段階で、ただちに当該記者を厳重注意のうえ、既に会見取材
から外すなどの措置を取っています。
本社は日ごろから、日本新聞協会の新聞倫理綱領、読売新聞記者行動規範にのっとり、
品格を重んじ、取材方法などが常に公正・妥当で、社会通念上是認される限度を超えない
よう指導してきました。今回の事態を重く受け止め、記者倫理の一層の徹底を図ります。
JR西日本の記者会見は記者クラブ員のほか、新聞、テレビ各社から常時100人から
50人の記者が出席して事故発生の4月25日から連日開かれています。
当該記者は、5月4日から5日未明の幹部の会見で、事故直後の対応や天王寺車掌区の
社員がボウリング大会や懇親会を開いていた問題の説明を求め、「あんたら、もうええわ
、社長を呼んで」などと声を荒らげたり、感情的発言をしたりしていました。
JR側の説明が二転三転したため、会見は全体として詰問調になったようですが、当該
記者の発言の一部は明らかに記者モラルを逸脱していました。
この模様がテレビや週刊誌で報道されると、読者から叱責(しっせき)や苦情が寄せら
れました。使命感や熱心さのあまりとはいえ、常に心がけるべき冷静さを欠いたと言わざ
るを得ません。日ごろの指導が生かされなかったことに恥じ入るばかりです。
脱線事故報道では今も、社会部などの記者70人前後が取材を分担、遺族らの声に耳を
傾け、事故原因やその背景など、惨事の真相に迫る努力を続けています。引き続き全力で
取材に取り組みます。
大阪本社社会部長 谷 高志