11月の米中間選挙でイスラム教徒として史上初めて下院議員に当選したキース・エリソン氏 (民主党、中西部ミネソタ州)が来年1月に予定される宣誓の際、イスラム教の聖典コーランを 手にすると表明、波紋を広げている。 1日付のUSAトゥデー紙によると、コーランを手に宣誓するとしたエリソン氏に対し、保守系 コメンテーターが「米国の伝統を傷つける」「聖書で宣誓できないなら議員を務めるべきでない」 と猛反発。 これをきっかけにエリソン氏に議員辞退を求める電子メールなど数百通が殺到する事態に。 一方、同氏側は宣誓でコーランを携える初の議員となるとし、「信教の自由は憲法が保障して いる」と訴えている。