城塞都市サンドリア…… クォン大陸北方に位置する、幾多の伝説に彩られた, 古よりつづく王国である。 しかし、輝く剣を天高くかかげた英雄達が この地を駆けめぐっていた、かつての サンドリアの栄光の日々は、今はもうない。 黄昏の騎士団……、老いたる、眠れる獅子。 そう陰でやゆする者もいる。 だが、今もエルヴァーンの若き騎士団は、 なにものにも打ち破れぬ信念と誇りを胸に、 バナ・ディールの地をさっそうと行く。 そしてま今また1人の冒険者が、この地に 新たな一歩を記そうとしている。 Sekkenderumanはこのの地でなにを目にし なにを耳にするだろう? ヴァナ・ディールでSekkenderumanを 待ち受けているのは、どのような夢と 冒険の日々だろう? いずれ長い時を得てそれは、吟遊詩人の奏でる 唄となり、真冬に炉端で語られる昔話に なるやもしれない。