2005/05/13 (金) 21:24:15        [qwerty]
どれもこれも違和感だらけの事件でしたが。
違和感といえば、やたらインターネットやPCゲームの危険性を強調する部分でしょうか。
インターネットは単なる媒体であって、自動車が年に8000人を殺しても、列車が1度に
100人を殺しても、今日も両者が走っているのと同様、便利な物ほど代償は大きいのです。
今回の場合、加害者が100%悪ですから被害者を責める気はありませんが、少女とはいえ
小学生ではありませんし、もう少し警戒と分別があっても良かった気がしますが、これも結果論です。
アダルトゲームが大量に見つかったとして、ゲームの悪を強調する姿勢も解せません。
仮に日本にゲームが存在しなければ、日本国自体が今より衰退していたのはほぼ確実です。
ゲームが日本の技術者を育ててきた面も大いにあります。
それをマスコミが過剰に取り上げて垂れ流し、それを見た親なりが過剰反応してキーキーわめき、
子どもからインターネットやゲームを取り上げようとする光景が目に浮かびます。
毎年8000人を殺害する自動車、中には(学校や関係機関公認でも)ためにならないような本もある中で
読め読めと強要に近い言われ方をする本は必ず善で、無限の有用性を持つインターネット、
面白いばかりか物によっては情緒面での教育効果もあるゲームは全部悪なのですね。
今回はアダルトゲームが標的にされていますが、これが仮に「大人向け小説」なら、
マスコミはここまで騒いだでしょうか。
私事ですが、我が子が5年以上もインターネットを用い、事件にも一切巻き込まれていないのを
知っているはずの母が、突然今回の事件に絡めてインターネットの話をしてきたのです。
私も分別のつかない年齢でなし、これには非常に違和感を覚えました。
いつもながら、今回もまたマスコミの皆様はインターネット敵視政策をされるのですか?
メディア規制法の賛否などを考えるに当たって、マスコミの皆様の「良識」とやら、
とくと見せていただきましょうか。