「マッスルベビーの正体」　T.T
　　　　　　（主人公指定作文～迷子の女の子～）

「迷子の女の子が一名、迷子センターにいます」
　はげしくアナウンスが続く。
「女の子と言いましたが、０才半ぐらいの、男の子か女の子かわか
らない、赤ちゃんでした」
　と、続けざまに放送が鳴った。
「私や迷子センターの人たちを、頭で持ち上げています。キャーや
めて、わーっ。この赤ちゃん、すごい怪力の持ち主です。では、グッ
ドラック。（ジ～ジ～ジ～）」
　そのころ町では、大きなモンスターが暴れていた。戦車もそっち
のけで、何かを捜すようにして、下を見ながら目をギョロギョロさ
せていた。
　一方、赤ちゃんの方は建物をつき破って、モンスターの方に向かっ
てはっていく。モンスターが赤ちゃんをつかんだ。戦車が攻げきを
しようとしたとき、モンスターが赤ちゃんの背中をつまんで、チャッ
クを外すようにした。中から出てきたのは、モンスターの赤ちゃん
であった。人間におじめられないように、赤ちゃんの着ぐるみを着
ていたのだ。
　お父さんのモンスターは、最後に言った。
「やっと見つかったね。今度は『迷獣』になっちゃだめだよ」


あいかわらず彼の文才は天才(;´Д`)