親がかりの大学生どもが頭に血が昇ると、そこいらのチンピラより タチの悪い狂犬になって、寄って集って一人をリンチする。 そんな中で、自分が公安だとバレそうになれば どれほど恐しいか。職務である以上、拒否することが出来ない恐ろしさ。 数を頼み、へルメットや防護服に身を固める機動隊員より それはさらに過酷な任務であったにちがいない。