アルプス山脈の山々に囲まれ、冬季に太陽の光が届かなかった北イタリアのビ ガネッラ村で17日、山肌に設置した巨大な鏡で太陽光を村に届ける装置が稼 働し、村人たちが大喜びしている。ビガネッラ村は、200未満の人口で、毎年 11月11日から2月2日まで太陽が山陰に隠れ、陽光が届かない急な谷にありま す。このため市長は巨大な鏡を取り付ける計画を提案した。縦5メートル、横8 メートルの鏡はコンピューター制御で太陽を追跡、1日最大8時間は村の中央 広場付近に陽光を注ぐことができるという。