>  2006/12/29 (金) 00:38:22        [qwerty]
> > ルネサンス期以前の音楽は個人のための音楽じゃないだろ
> > パーティ用の音楽だったり祝典のための音楽だったりあるいは宗教的な側面が強かったりしたわけだからな
> > 中世なんか基本は単旋律で重音というだけで雑音とみなされてた
> > パラダイムが違うわけだ
> > そして古典派以前は簡単に時代でくくれるものじゃない
> > バッハは時代に耐えているといったが、バロック時代にはバッハは古臭くて異端だったわけだが、
> > じゃあその当時最先端のバロック音楽が現代の中に生きているかといったらそんなことはなく、ほとんどが忘れられている
> > 要するにバッハは過去の人間だがロマン派的なパラダイムの中に、つまり現代的な音楽であったというだけだ
> > もちろんバッハの作曲法がどうのという話はあるが、それならサティ以降モードが西洋音楽に認知されたことを取り上げて、
> > ギリシャ時代も現代のパラダイムなんだと主張することができることになる
> > だがそんなのはナンセンスだろう
> おいおい中世が単旋律ってどんな話よ(;´Д`)
> 後世とは違うにしてもポリフォニー全盛の時代だろ
> またルネサンス期以前の音楽は個人のための音楽ではないというのはちょっとおかしい
> 現在主に残っている音楽が宗教や儀礼のための音楽と言うに過ぎない
> そうしたものを記録し保存する習慣を持っていたのが教会であったと言うだけだ
> 古典派以前は時代でくくれるものじゃないってのはもっともだね
> そういう古典って感覚が出てきたのもまさにその時代だから
> 無論そのままの形でバッハが残存していると主張するのはおろかなことだが
> 20世紀の作曲家だって単なる参照と言う程度以上に彼をダシにネタを考えているわけで
> やっぱりそれなりの連続性を見るのはおかしなことじゃないよ
> 無論ドイツが音楽の歴史を誇張してバッハもそのネタに使われた側面があることは事実だし昨今強く主張されるよね

パラダイムの観点から言えば、名もない庶民の記法も持たない音楽がハーモニーであるところの
宗教音楽・モノフォニーに影響を与え、ゴシックの時代の到来とともにポリフォニーにへと変化を与えた
というような歴史的知識は重要じゃないだろ
また、パラダイムという観点から言えばバッハが20世紀の作曲家に影響を与えているのは当たり前だろう
なぜならバッハは、同語反復になるが、パラダイム内部の人間だからだ
「バッハはパラダイム内部の人間だから作品が風化していないのは当たり前」という論点を論駁したいなら、
パラダイム外部の作品であり、かつ現在もパラダイム外部性を保ったまま、優れた作品として
現在にも影響を与えているような作品を提示しなければならないだろ

参考:2006/12/29(金)00時19分29秒