「エウレカ」と「響鬼」は失敗していて、「ハガレン」と「ジョン平」は成功していると考えています。 この前者と後者の違いはなんでしょうか? それは言ってみれば「親が導かないと子どもは成長できない」という思想と、 「親はなくとも子は育つ」という思想の違いです。「エウレカ」や「響鬼」は主人公の少年を導く 「正しい大人」が出てきて、「正しい思想」を教え込もうとする。 これは明らかに古い成長モデルなんですね。何が正しいかはハッキリしていて、 大人はそれを知っていて、子どもはだまってそれについていけばいい。 でも、95年に全面化した世の中の変化は、こういうモデルをほとんど通用させなくしてしまった。