井上氏が、「僕もひとつだけ案があるんです」と出してきたタイトル、 それが『バガボンド』でした。 放浪者、漂流者、ならず者という意味のこの英語タイトルは、しかし、 濁音が多いためか、過去にあった某漫画のせいか、読者の方々に 「バカボンド」のみならず「バカモンド」や「ハガボンド」や 「ボガバンド」や「バカチタレ」といった誤った認識を与えてしまった 側面もあるようです。