15日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、反日デモが起きた直後、北京・天安門広場で フィリピン人父娘が中国人の若者に襲われて死亡し、日本人と間違われた襲撃だった可能性もあると伝えた。 事件発生は4月19日。この父娘はツアー旅行中で、一緒にいた母親も重傷を負って病院に運び込まれた。 フィリピンの外交官が中国側から入手した情報によれば、加害者は中国江蘇省出身の25歳の男で殺害後 直ちに逮捕された。動機などは明らかではない。 北京では4月9日に反日デモが発生、日本大使館が投石されるなどの騒ぎとなった。殺された父親の 会社の同僚は「彼は日本人に外見が似ていた」などと同紙に証言しており、フィリピンの外交官も 「日本人の家族と間違えられたのではないかという憶測について早くはっきりさせたい」と話している。 日経新聞 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050515AT2M1500J15052005.html