2007/01/16 (火) 03:10:30 ◆ ▼ ◇ [qwerty]口の批評が多いが, 2007/1/15
レビュアー: 山本 "山本2" (東京都) - レビューをすべて見る
その様な言説に終始していてよいのだろうか?
私は異なる観点からこの楽曲を評価してみたい。
古来より、“音楽は国境を越える”と言われてきた。なるほど、クラシック
やインストゥメントの音楽ならばそうであろう。
では、いわゆる歌曲ではどうか。歌曲であっても“音楽は国境を越える”と
する人はいるかもしれない。しかし私はそうは思わない。
何故か?
それは、歌曲が言語と密接に結びついているからである。表現が言語に依拠
している以上、言語間の障壁を乗り越えることは極めて難しい。
この点、この「解読不能」はかかる障壁をまったく感じさせない歴史的楽曲
である。なぜなら、「解読不能」は本質においてその表現を言語に依拠して
いないからである。
日本語以外を母語とする者のもならず日本語を母語とする者にとっても、「
解読不能」は言語でなく感情によってその価値を把握すべき楽曲なのである。
21世紀が訪れてから早数年がたっている。私は、ようやく新世紀の音楽に出
会うことができた喜びを胸に抱きながら、この楽曲を得心するまで味わうことにしようと思うjnsn
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