元来、作者と評者と読者の関係は、例えば正三角形の各頂点の位置にあるも のだと思われるが、(△の如き位置に、各々外を向いて坐っていたのでは話に もならないが、各々内側に向い合って腰を掛け、作者は語り、読者は聞き、評 者は、或いは作者の話に相槌(あいづち)を打ち、或いは不審を訊(ただ) し、或いは読者に代って、そのストップを乞う。)この頃、馬鹿教授たちがい やにのこのこ出て来て、例えば、直線上に二点を置き、それが作者と読者だと するならば、教授は、その同一線上の、しかも二点の中間に割り込み、いきな り、イヒヒヒヒである。物語りさいちゅうの作者も、また読者も、実にとまど い困惑するばかりである。 最後の部分でクソワラタ