2007/02/17 (土) 11:03:12        [qwerty]
Princess Masako続き
工藤雪枝いわく「雅子さんのことを強い性格だと言う人がいるけれど、私にとっては「流れる水」のような人。
世界中のいろいろな場所で育った人なので真のアイデンティティが無い。
彼女は順応性はあるけれども、彼女の性格は完全な発達を見ていない。
日によって変わるし、今日穴の開いたセーターとジーンズ姿だったと思えば
次の日はモリハナエのスーツでばっちりキメテいる。彼女は一貫性がなく安定性にも欠けている。」

雅子は中学時代、読売ジャイアンツのピンチヒッターのハラダハルアキのおっかけをしていて、写真を持っていたり
彼と同じ背番号の8をユニフォームに貼り付けていただけでは飽き足らず、
多摩川の練習場まで押しかけて練習後の彼と喫茶店に行ったりイタ飯を一緒に食べたり、はたまた六本木の怪しげなナイトスポットに
飲みに行ったりした。16歳の時、雅子は彼にバレンタインにチョコレートと
2,3ページわたるラブレターを書いて送った。
ハラダ氏は当時のことを振り返り、最後は言葉を濁しやや顔を赤らめていた。
親はこのことを知らない。

追っかけ仲間のハラクミは「雅子の両親は幸福よりもステイタスに重きを置いて雅子を育てた。彼らは強烈な出世志向タイプで
家の中はいつも厳格で緊張感が漂っていた。卵の殻を割らないようにソロソロと歩かなければならないような、
そういう家庭の雰囲気だった。部屋の中は書物に溢れ、テレビもない。
彼女の両親は彼女に可能性を見出し、多大な期待をかけていた。」

優美子は恒のモスクワ赴任が決まった時、書道の教授のポスト(原文はa job as professor of calligraphy教授って???
オーストラリア英語では書道の先生ぐらいの意味なのかもしれない。)を断って、恒について行った。
妻として恒の野心を優先させなければならなかった。