・中国で、オンラインゲームなどにはまる「ネット中毒」の若者が急増し、社会問題となっている。 こうした中、軍事訓練による荒療治でネット中毒の矯正に乗り出した中国初の治療施設が 登場した。 施設の朝は日の出前に始まり、午前6時15分、入所者たちは、あわてて廊下に出て 整列する。13~18歳で、裕福な家庭に育った者が多く、年間1,300人が入所するという。 入所者は、ネットのし過ぎで、昼夜逆転の生活となり、体調を崩して学校へ行けなくなったり、 現実の世界と向き合えなくなってしまったような若い男女たちで、多くは1カ月ほど、 長い者は1年ほどを施設で暮らすことになる。 施設内には「嫉妬の下で成長した子どもは、将来、計算高く、人をけ落とすような性格に なる」という看板があった。