2007/03/04 (日) 15:48:00        [qwerty]
誰でも簡単にネットが利用できる携帯は、ネット利用の底辺を拡大する役割は果たしたかも
しれないが、同時に「コンピューターに対する知識の欠如」や「キーボードで字を打てない」という、
まるで高齢世代かと見紛うような退化を若い世代にもたらしはじめている。

それを象徴するような笑えぬ事態が起きた。auでメールが送受信しにくくなる通信障害が発生。
知らずにメールを送信すると、携帯電話に「送信できませんでした(110)」という画面が表示された。
この「110」をエラーコードでなく、問い合わせ電話番号と勘違いしたユーザーが、警察の110番に
電話をかけるという珍事が、全国で5700件も起きたのだ。

ここに浮かぶのは「格差社会」ではないのか。PCが操作性や安定性からみて未熟な製品で
あることは事実だが、ホワイトカラーは当分、PCインフラに依存しなければ仕事ができない。
しかしブルーカラー、あるいはフリーターは必ずしもPCを必要としない。ノートブックで十数万、
デスクトップで最低7~8万円するPCを買うカネも時間も置く場所もないのだ。彼らが20代の
「PC音痴ネットユーザー」である親指族の正体なのである。
http://facta.co.jp/article/200703060.html