2007/04/08 (日) 12:33:14        [qwerty]
グラスホッパー系の昆虫はカマキリにとって、 
      バッタ・イナゴ→安心して食える。お得意様 
      キリギリス系→食われることもあるライバル と、因縁のふかい 
      関係ですね。 
      生活圏がややずれているコオロギ類とはどうでしょうか。 
      エンマコオロギの飼育下で、エンマ同士の喧嘩を見ていると、凄い 
      大顎を彼らが持っていることが分かる。(威嚇するときの顔がこわ 
      い)肉食性も強い。スズムシですら共食いすることあるし。 

      チョウセンカマキリ(86・級)とエンマコオロギ(サイズ不明。 
      大型)を一つカゴに入れたときには。 
      カマキリは習性として、必ずカゴの上にのぼって天井にぶら下がる 
      。エンマはカゴの底でウロウロ。 

      カマキリはすぐ餌を認識。逆さ吊りのままアタック、簡単にエンマ 
      を捕獲。しかしリフトアップしたときエンマは怒りの形相で相手の 
      鎌に噛みつく。これがかなり有効で、カマキリは緑の血を噴出し 
      始めました。 
       カマキリは初遭遇の相手をバッタ程度の実力と認識していたのか 
      も。しかしさすがだったのは、流血にもひるまず捕縛を組み換える 
      と、噛じりつき、あとは普通に餌として完食してしまいました。 
      流血は緑の玉となってボトボト落ちていましたが、コオロギを食った 
      あとさすがに気になるのか自らの傷に口を付けて血を吸い取ってい 
      ました。 
       コオロギは、リスクの価値ある「旨い肉」だったようでした。