2007/04/16 (月) 15:00:21        [qwerty]
●叩々老人(年代不明)
駿河の国に叩々老人という者がいた。禅に興味を持ち、生涯を酒落に暮らしたが、
あるとき子供が紙の幽霊を作って木に掛けて人を驚かしていたが、この老人、こん
なものでは駄目だと白の浴衣を着て竹馬に乗って、夜中森林の前を徘徊した。時に
侍がこれを見て、剣を抜いて切ろうとした。老人は竹馬から落ちてそのショックで
腰の骨を挫いてしまい、それ以来病の床に伏せるようになって、遂に死亡した。
その辞世、「五斗(醤油のかす)はおき 後生(来世)も乞わぬ我が腰を折りて今日はい左様なら」(今昔狂歌叢書)