2007/04/28 (土) 01:17:15 ◆ ▼ ◇ [qwerty]もう・・・、ひ、ひとの言おうとしていた台詞を先に言うんじゃないわよ・・・」
ハルヒはそう言って、俺に寄り添ってきた。
「あ、あたしのほうが、あ、あの、あんたのことを・・・・」
それ以上は言葉が出なかったみたいなので、俺はちょっとからかってみたくなり、
「団長が団員の心配をするのは当然だよな」と冷静にツッコミを入れた。
「う・・・ち、ちが・・・。そういうことじゃなくて、その、団員とかじゃなくて、あたしは・・・」
これ以上はちょっとハルヒが恥ずかしすぎるみたいで可哀想なので、
そのままぎゅうっと抱き寄せてやった。
「あ、あたしはさっきみたいな中途半端なのは嫌いなんだから・・・ちゃ、ちゃんと心を込めなさいよ」
お前もな。
部室のときよりも、柔らかく。
俺たちは唇を重ねた。
「だ、団長と下っ端のヒラ団員だけで行う特別定例会議は・・・か、必ず週3回以上行うわよ!」
「都合が悪くて週2回しか無理だったらどうするんだ」
「んなことがあったら罰ゲームよ罰ゲームぅ♪団長の命令は絶対なんだからねっ!」
そんなことを話しながら、俺たちは寄り添って夜空を見上げた。
罰ゲームか。
どんな罰を受けることになるんだろうな。
できることなら、一度も罰ゲームを受けないで済むようであってほしい。
谷口よ。
お先に失礼させてもらうぜ、悪いがな。
お前のお得意の女子ランクの判断基準がどういうものなのかは知らん。
でもな、
俺はどんなランクよりも上に来るような、
自慢の子を見つけたぜ。