2007/05/04 (金) 01:21:55        [qwerty]
そんな窮地からキャンベルを救ったのが、ダグラス・コナン社長。最近のビジネスウィーク誌によれば、
55歳のコナン社長はオタクっぽくて読書好き、人と接触することも嫌いなのだといいます。
経理やIT部門にはふさわしいのかもしれませんが、決して社長らしいとは言えないキャラクターのようです。
結婚してお子様もいらっしゃるようですが、孤独を愛してやまない彼は、年に1回は一人で山にこもって
「修行」するのだとか。これほど内向的な性格ですから、「ビジネスの世界に向いていない」と周囲に
言われたことも2度や3度ではないようです。

 このシャイで引きこもり気味のコナン社長が今、優れたリーダーとして注目を集めています。
彼のコスト削減策やイノベーション振興策のお陰で、キャンベルは他の食料品会社を圧倒する成長率を
達成しました。舵取りが巧みだったということもあるでしょうが、何より効いたのは1400人の従業員を鼓舞し、
その士気を大いに高めたことでしょう。社長になって6年の間に、彼は何と1万6000通以上の手紙を
社員に送ったのです。もう一回言うよ、1万6000通。2秒で書いて送ってしまえる電子メールではなく、
全部手書きの手紙。しかもこれらは、エリートの管理職だけでなく、会社の受付係を含めあらゆる社員に
宛てられたのです。こんな社長からの手紙をもらって、従業員たちが感激しないはずはありません。
これらを額縁に入れ、机に飾っている社員も多いとか。

オタクな社長が社員にしたこと
http://nvc.nikkeibp.co.jp/free/COLUMN/20070502/107991/