>  2007/05/04 (金) 23:53:50        [qwerty]
> > ユングの洞察力は鋭かったと思うよ
> > ユングの説では集合的無意識が具現化したものがUFOとなり
> > それは19世紀は火の玉であり17世紀頃は空飛ぶ船だったみたいに言ってたんだけど
> > UFOのカタチが国民とか集団の心理を反映してるってのは事実と見て良いと思う(ここを説明するのが凄い長い)
> > ユング心理学なんてファンタジーも良いところなんだけど
> > ただドーキンスが模倣子って概念を提唱してホフスタッターが「模倣子複合体」という概念を用いてて
> > 集合的無意識を模倣子複合体と置き換えて読むと
> > ユングのUFO仮説はその後を予言してるんだよ(;´Д`)
> > ただそれにオカルト研究家が気付くのが遅すぎて
> > そしてユング心理学はトンデモ過ぎた
> 人は何らかの不鮮明な情報を受けたら、
> それを膨らませて理解できるところまで情報を加工してしまうからね(;'ー`)
> で、知覚情報を解釈してる層でどんなネタと結びつけるかという話でユングは鋭いね。
> でも、集合意識だので片付けるよりも、
> どんな刺激がきっかけになって情報が改変されるのか?とか
> ネタのひろがり方がどうなのかとかそんなところを調べるべきだと思いますよ

古代のインド民話にこんな話がある
ある山寺の僧が山羊の仔を背負って運んでる途中それを横取りしようとした小悪魔が僧を騙そうとする
人に化けて偶然すれ違った風を装って「お坊さんなぜお坊様ともあろうお方が死んだ狼なんか背負ってるだい?」
と尋ねる僧侶は最初「なにを言ってるだ俺は仔山羊を背負ってるのに」と思っていたが
再度小悪魔は人に化けて近寄り今度はなぜ枯れ木を背負ってるのかと訊き三度目、四度目にはまた別の物を背負っていると云う
それで僧侶は自分が何か大変な魔物を背負っているのかと怖くなってもう後ろを振り返れなくなり
背負ってきた仔山羊を捨てて逃げ出してしまう

でこの話っていわゆる狐狸妖怪のテンプレ原型なんだろうけどおそらく羅生門の山中で侍が詐欺に遭って
弓と刀を奪われる話のルーツもこれと一緒だと思う
その話を元に芥川が「藪の中」の弓も馬も着物も剥ぎ取られるエピソードにしてそれを元に黒澤が映画の羅生門を撮り
以後の映画にも影響を与えた

という俺発祥の説がある

参考:2007/05/04(金)23時37分51秒