台湾の台南に零戦パイロットを祭った廟がある。 被弾したものの、集落への墜落をさけようと機体を引き起こしてその惨事を回避し、 自分は機銃掃射を浴びて戦死した杉浦茂峰少尉を慰霊するもので、 廟を建てた地元民はそこに日の丸を掲げ、 毎朝五時には君が代を斉唱する ▼その君が代を吹き込んだCDが不調になったため、 台北在住の日本人駐在員が新しいCDを寄付したが、 実はCDプレイヤーも寿命が近づいている。 しかし管理担当者は「神となった杉浦少尉をわれわれは守る」 と話しているという記事だった。それは日本でのことではない ▼思わず恥ずかしくなった。 日本なら些事と見向きもされない出来事だったろう。 だが、国籍を超えて人を讃える人々の存在を知ると、 省みて二十四位というのは妥当のような気がしてきた。 http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi 戦争賛美の危険な記事です