昔、ある男が屁で音楽を奏でようともくろんだ。 人前で披露するには十分に訓練しないといけない。男は何ヶ月にもわたって練習した。 そのかいあってようやく「ド」の音が自由自在に出せるようになった。 コツをつかんだ男はすぐに「ソ」「シ」の音も出せるようになった。 しかし次が上手くいかなかった。 なかなか成功しないまま、またも数ヶ月が過ぎた。 そして男の血の滲むような苦労により、ついに「レ」の音階もマスターされた。 もう1/3を過ぎた、後もう少しだ。 男は超人的な努力を重ね、ついに「ファ」も身につけた。 ついに来た、あと一歩だ! 男は余った時間全てを特訓に費やし、必死に頑張った。 そして最後に 「ミ」が出た。