新宿の西口を出ると僕たちはべたにゃおじさんに会える… 彼はカップ酒を片手に我々を手厚く歓迎してくれた。 「ようっ!クワッコぢもじゃねけか」もはや聞き覚えのないあやしい語に 僕達は一瞬とまどいを見せるがすぐに彼の頑丈な段ボールハウスへと向かっていった。 「べたにゃさん…お仕事は」と続けようとした時、他の空白に咎められた。 そう、彼はフリーマンなのだ。自由を満喫している、大空を羽ばたく鳥の様に。 僕たちはフリーマンの家で朝まで語り合った。現実世界のしがらみ等を忘れて ただ語り合った。そう、昔のあやしいの様に…何故か涙が出そうになった。 べたにゃおじさんはそれを見て一番綺麗な消費者金融のティッシュを一枚分けてくれた。 帰り際、「今日は突然押しかけてすいません、べたにゃさん」僕達はそれだけ言う と、そのフリーマンは爽やかな顔で、「迷ったらいつでもおいで」と一言だけ言い残し 段ボールハウスへと帰っていった…。 僕たちはいつまでもべたにゃおじさんを忘れないだろう。いつまでも…いつまでも…