> 2007/06/20 (水) 22:21:34 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> 今日の日経(;´Д`)
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「ライトノベル」と呼ばれる若者向けエンターテインメント小説の世界で気を吐いている
作品がある。角川スニーカー文庫から現在九巻まで刊行中の「涼宮ハルヒ」シリーズだ。二
〇〇三年に出た第一弾『涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)』(五百十四円)がヒットしてシリ
ーズ化し、計四百三十万部の大ベストセラーとなっている。
内容は語り手の高校生「俺
(おれ)」のクラスメート、涼宮ハルヒの周りで持ち上がる騒動を描くドタバタコメディー
だ。わがままで傍若無人な美少女ハルヒをはじめとする個性豊かな登場人物と、SF的で奇
想天外なストーリー展開が受け、十―二十代の読者の熱狂的な支持を集めている。
ライ
トノベルは表紙や挿絵にアニメのようなイラストを使っている。書店でもコミックスなどと
同じ棚に並べられることが多く、特殊な文芸ジャンルと見られがちだ。だが「ハルヒ」の大
ヒットの背景には、これまでライトノベルを手に取らなかった人にまで読者層が広がってい
ることがある。
若者の語り口調を使った文体ながら表現は豊かで、先入観を捨てれば大
人も十分楽しめる内容だ。「SFやミステリーの愛読者が手に取るケースが多い」と坂本浩
一スニーカー文庫副編集長はいう。角川書店では今夏の文庫百冊キャンペーンのラインアッ
プに『涼宮ハルヒの憂鬱』を加え、通常の文庫売り場で展開する予定だ。
乙一や桜庭一
樹らライトノベルから一般文芸に進出する書き手も多く、このジャンルへの注目度は高まっ
ている。新しいレーベルを作って参入する出版社も出てきた。そんな中で幅広い人気を獲得
している「ハルヒ」は、ライトノベルが出版界において無視できない存在であることを示す
象徴的な例といえるだろう。
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、
あたしのところに来なさい。以上」
(中略)
ハルヒの白い喉がやけにまばゆかったのを覚えている。えらい美人がそこにいた。
参考:2007/06/20(水)22時16分44秒