> ご本読んで ときどきみわまりにいく人(ひと)をみると、よたよたとたちあがって、 「えさをください。」 「えさをください。」 と、ちからないこえで、せがむのでした。 そのうちに、げっそりとやせこけたかおにあの小(ちい)さな目(め)が、 ぐっとたまのようにとびだして、耳(みみ)ばかりが大(おお)きくみえるほどの、 かなしいすがたにかわりました。 参考:2007/06/22(金)03時45分02秒