“水際作戦”に負けずに生活保護を受ける法！

　長引く不況と格差社会の影響で、生活困窮世帯が拡大の一途をたどっている。最近では若年層に
非正規労働が広がり、アパートが借りられずに２４時間営業のネットカフェに寝泊まりする新しいタイプの
ホームレスも出現し病気や失業をきっかけに生活保護が必要な状況に追い込まれる人も少なくない。
しかし、現実には生活保護は“利用していない”“させてもらえない”人がほとんど。
そんな現状を打ち破るための「Ｈｏｗ　ｔｏ　生活保護」（東京ソーシャルワーク編１８００円）が
現代書館から刊行された。 
　本書は、生活保護制度の仕組みを知り、スムーズに利用する方法や留意点などを解説したハウツー本。
制度を知らなかったり、知っていても「まだ若いから」「住所不定だから」などの理由で受給できないと
思い込んでいる人、申請に行きながら役所の“水際作戦”で不当な理由をつけられ追い返され
受給できずにいる人、すでに利用しているが役所の嫌がらせで停止されそうな人の強い味方だ。 
「住民票がなく、税金の滞納や借金があっても大丈夫」「会社を解雇され、求職活動中に雇用保険が
切れた場合も申請できる」「診断書を持ってこないとダメと言うのは申請権の侵害」「年金と持ち家が
あるので申請を取り下げるように言われても、取り下げない（自分で取り下げると行政訴訟できなくなる）」
など、具体例によるＱ＆Ａが満載。 
　不当な対応がはびこる理由や現状の課題を指摘し、改善策を提案する。
http://gendai.net/?m=view&g=book&c=R00&no=3767

買ってこようかしら(;´Д`)
　　　　　　　　　　ノ