【モスクワ27日時事】ロシアの原子力砕氷船「ロシア」が北極圏で1カ月半に わたり、海底地形の調査を行った。調査団を率いた全ロシア科学海洋研究所の カミンスキー所長らは、新たに120万平方キロが「自国領」の大陸棚として認 められる可能性があるとの見方を明らかにした。 27日付のロシア紙イズベスチヤなどによると、調査では水中カメラで北極海 の海底を撮影。その結果、同海中央部の海底山脈であるメンデレーエフ海嶺 (かいれい)とその周辺の120万平方キロがロシア側の大陸棚とみられること が判明したという。