中学に入る年、父親の仕事の都合で上京して、東京の中学に入った。 みんなが方言を珍しがってくれたのをきっかけに「すれてない田舎の純朴娘」を目指すようになり、 一人称を「オラ」に変えて、膝下15cmスカートに極太みつあみ、虫や汚物を気にしない性格を心掛けた。 屋外にでれば「この草は食える」といってスーパーの袋につめてみたり 傷だらけになりながら、校庭の木に登っては空を眺めてたり 「こんなコンクリートジャングルには耐えらんねぇ」と言い残し授業さぼったり 野生を意識した声で叫びながら廊下を全力疾走したりしていた 最終的には「昔、山形のばあちゃんちで肥だめにおっこっちまってよぉ」という失言により 卒業まであだ名は「糞だめ」だった