オシムがPKを見ない理由 旧ユーゴスラビアで育ったオシムは、代表監督になると、 お互い殺し合うことになる民族をまとめて、1つのチームにした。 サラエボの国際試合で、PK戦になったが、 9人中7人が「自分は蹴りたくない」と申し出た。 蹴って失敗したら、自分の共和国から何と非難されるか分からない、 家族を含めた生命の危険が選手たちにそう言わせた。 オシムは今、もうPK戦は見ない。 ロッカールームに引き揚げる。 命を懸けたこの時のPK戦の経験と PK戦はもはや監督の仕事ではない、という信念からだ。 http://puka-world.com/php/upload/ren/img-box/1185022786594.jpg