2007/07/26 (木) 18:01:29        [qwerty]
面接の時間は、およそ一時間ぐらいだろうか。
D氏は、その間ずっと喋りっぱなしだった。

最後に、それまでほとんど言葉を発さなかったE氏が、口を開いた。
「Aさんは、月にどれだけのシナリオを書けますか?」

やっぱりここでも、同じ質問が出てきた。
Aさんの睨んだとおり、いまはどの会社も分量を書けるライターを求めているのだろう……。
それは違うんじゃないか? という思いはAさんの胸にいささか燻っているのだが、
大作売れ線系を狙うメーカーならどこでもそう考えるのは当然。

Aさんは胸を張って答えた。

「月に300kは、書けます」

「へー。そう。うちの今回のゲーム担当してもらったG先生はどのくらいのペースなの?」
と、D氏がE氏に訊く。

「月……250k程度でしたね」
「四ヶ月かかって、トータルで1Mいかなかったもんね」
そうかそうか、とD氏は巨体を揺らしてほくそえんだ。

そして、再びAさんに言う。
「いまどきのユーザーさんは、プレイ時間というものに非常に過敏になっているのね。
ライターさんにどんな名文を書いてもらっても、プレイ時間が4時間そこそこじゃ、評価が得られないのは、
この前出た○○というゲームの評判をみてもらえば判ると思うのね。
だからうちの会社としては、内容ももちろん良いに越したことないけど、量の書ける人を求めているのね。
その点、Aさんは心配なさそうだね」


某Aさんのエロゲークリエイター体験記
http://www.geocities.jp/bouasan2004/sozai/right0.html