2007/08/14 (火) 21:41:04 ◆ ▼ ◇ [qwerty]ふと思い立って、
世界堂で25色入りクレヨンを買った。
クレヨンなんて、20年以上さわっていない。
ふたを開けると、
ロウの何とも言えない懐かしい匂い。
眠っていた記憶も、
ぷつぷつ目を覚ましそう・・・・と、思いきや。
んん?
何だろ、この微かな違和感は。
わたしは、一本のクレヨンを手に取った。
ラベルには「ペールオレンジ」と書かれている。
あれ?
この色、どう見ても肌色なのに、ペールオレンジ?
気になったので調べてみたら、
『肌色』というのは差別用語に当たると言うことで、
近年、その名前はなくなり、
ペールオレンジ、とか
うすだいだいいろ、とかいう呼び名に変わったんだとか。
どひゃー。
ラジオのお仕事をしている関係上、
この手の言葉の問題に関しては、わたしも無関係ではいられないけれど、
うーん、「肌色」もかあ・・・・・。
もちろん、
明らかな差別用語を用いるのには、わたしも反対だけれど、
どんどん「差別用語」のカテゴリが広がって、
「ああ、言われてみれば、よおーく考えればそういうふうに捉えられなくもない、かも」
という言葉まで規制されているように感じてしまうのは
少数派の意見なんだろうか。
昭和生まれ、
ペールオレンジではなく肌色という名前に親しんだ人間としては
この言葉がなくなってしまうのは
正直ちょっと寂しい。
それとも、
この言葉に傷つく人がいるのなら、
仕方がないことなのかな。
綺麗な言葉だけを並べても、誰かを傷つけたり、差別したりすることはできる。
単語を言い換えることに
そんなに意味があるのかな。