日本歴史のなかで、最初に記録される帰化人の大集団は、新羅の王子といわれる 天日槍(あめのひぼこ)のひきいるそれである。 かれらは裏日本づたいにきて若狭湾に上陸し、途中、さまざまな痕跡を後世に のこしつつ南下した。古代日本における最大の事件のひとつであろう。