そのラーメン屋の一番奥の席には幽霊が出るともっぱらの噂であった。 ある日の昼飯時、俺がラーメンを食いにその店に入ると客はだれもいなかった。 塩ラーメンを頼み待っている間新聞でも見ようと 油でべたついた本棚に手を伸ばした俺の目の端に 信じられないものが映り込んだ 「マンコだ!」俺は腰が抜けそうになるのを必死で堪え それを良く観察した後 頼んでいた塩ラーメンをそのマンコに浴びせかけ「お前は幽霊だ!」と叫んだ