ぼくらの alternative 第8章 コダマ 自分は選ばれた生き残る命だと傲慢な思いを抱いていたコダマ。しかし仲間たちの死を目前にして、自分も百億分 の一のありふれた、そしてかけがえのない命だと気付く。 戦闘が開始すると、ジアースの足元に逃げ遅れた子供を見つける。そして、弟を探してジアースの足元に向かって いくダイチ(番外編では契約をしていない)の姿。コダマは4人の兄弟のためにレーザーを最小出力で発射し逃げ道 を切り開く。そして、できるだけ人を殺さないように、自分も攻撃を受けないように攻撃を繰り返す。自分が勝利 することで百億の人間を殺してしまうことに一瞬躊躇するが、自分の戦いを見た仲間が同じように上手く戦って勝 利してくれることに期待して、敵のコクピットを破壊した。 それを見ていたダイチたちは、何度も街を破壊していた怪獣を倒してくれた初めて見る怪獣(ジアース)の活躍に歓 喜し、今度は兄弟4人で遊園地に行こうと約束をするが、自分たちの地球とともに消滅した。