久米田康治という、報われない漫画家がおります。 彼は週刊少年サンデーにおいて、単行本にして20巻以上に渡る長期連載を二度も行い、 約15年に渡ってサンデーの屋台骨を支えてきたにも関わらず、 その作品は一度もアニメ化されることはなく、小学館漫画賞もノミネート止まり。 最終的には前作「かってに改蔵」打ち切りの後失意の内にサンデーを後にし、 マガジンに拾ってもらってこの最新作「さよなら絶望先生」を細々と描き始めたのでした。